【キャンプ】2018年5月 新治ファミリーランド コテージ利用でマイギリ式火起こし&BBQ
プロローグ
先日の友人とのバーベキューで得た知見を生かすべく、久しぶりに家族でバーベキューをしました。私の体力に限界が来ないよう、今回は泊りがけです。
利用したのは、埼玉県さいたま市の保養施設である猿ヶ京温泉の「新治ファミリーランド」という施設ですが、市外居住でも利用可能です。
ここは過去にコスパ重視でバンガローを利用したことがありますが、今回はアウトドア感覚はやや薄れるものの、快適さを求めてコテージを利用します。
いずれにせよ、今回はアクティビティをバーベキューに絞っているのと、当日中に帰らなくていいので体力的には楽です。
10:00頃自宅を出発し、関越自動車道沼田ICを降りると、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の盛り上がりの名残を留めるかのように、六文銭をあしらった赤い幟旗が何本も立ち並んでいます。
また、ドラマ放映に合わせたのでしょうか、「名胡桃城趾」が観光スポットのように整備されていました。
群馬県が地盤のスーパーであるフレッセイ沼田恩田店で食材を購入します。やや豪華に8000円ほど購入。ただしそのうち3000円ほどは私の日本酒代です。日本酒度-4で甘口そうな純米吟醸「左大臣」と、ネーミングが個性的な「真田の鬼嫁 小松姫の酒」の720ml瓶を1本ずつ買いました。味わいが楽しみです。
新治ファミリーランド コテージ
13:30頃、現地に到着しました。予約したコテージはなかなか素敵な外観です。
中に入ると、内装は木目調に統一され、とても落ち着きを感じる空間となっていました。
天井まで吹き抜けの造りになっており、窓を開けると風の通りがとても良いです。
エアコンも備え付けられていますが、5月の爽やかな風を室内に取り入れるだけで十分な涼しさでした。
バス、トイレ付きで和室もあります。和室の押し入れには布団が入っていましたので、布団で寝ることも出来ます。
二階にはベッドが3つ備え付けられています。
コテージ利用の定員は6名となっていましたが、寝袋などを持ち込み可能であれば軽く10名は泊まれそうな広さです。
コテージのテラスの脇には、ドラム缶を半分に切ったようなかまどが備え付けられていたので、これを使わせていただきます。持参したテーブルと椅子をセッティングします。
火起こし
子供が退屈しないように、余興として「火起こし」にトライします。
以前に、とある郷土博物館のイベントで、子供が「マイギリ式火起こし器」を作って来ました。
イベントでは焦げたオガクズを出すだけだったようですが、今回そのオガクズを麻紐をほぐした火口に移して燃え上がらせ、着火剤に火を付けようとの試みです。
下におもりを付けた棒を穴を開けた板に通し、板の両端と棒の先を紐で結びます。棒に紐を螺旋状に巻き付け、タイミング良く上下させて棒を回転させます。
この方法は、現代でも神社の神事などで火を起こす時に使っているところもあるようです。
私は2年ほど前、芸能人の方が無人島を脱出するという趣旨の番組を何気なく見たとき、出演していた「あばれる君」という芸人の方がいとも簡単に火起こしをするシーンを目の当たりにし、何の根拠もなく、「あばれる君に出来て俺に出来ないはずがない!」と思った記憶があります。
実は、彼のアウトドアに関する知識・テクニックはハンパなく高いようで、芸能人ってやっぱりすごい人たちばかりなんだなと思いました。
上の子に道具を使ってもらい、火起こしに取り掛かります。すぐに煙が出てオガクズがたまりますが、火口に移しても炎が出ません。何度かトライしましたが、上手く行きません。
あばれる君に出来て私に出来ないことはいっぱいあるんだなと思いました。まあ、私がマイギリ式を選択している時点で既に彼とは比較になってないでのすが・・・。
上の子は私への見切りも早く、さっさとチャッカマンを使って着火剤に火を付け、手際良く薪を熾火にするのでした。さすが先日友人の火起こしを間近で見ていただけあります。
ライター不使用の火起こしは次回に持ち越しです。
今回のBBQ
今回は炭火の火力も十分です。焼肉と椎茸、タマネギ、トウモロコシのほか、お店では絶対注文しない牛ステーキ肉も焼きました。雰囲気もあるとは思いますが、とても美味しいです。
子供たちはアルミホイルで焼くホットケーキが美味しかったようです。外はカリカリ、中はフワフワという焼き上がりになっていたようです。
私は肉を肴に日本酒「左大臣」の4合瓶を飲みきります。屋外で楽しむお酒もまた格別です。
空を見上げるといつの間にか月が出ていました。
日が暮れる前の19:00前にはバーベキュー終了です。コテージにはお風呂も備え付けられているので、目の前の温泉棟に行くのも面倒になり、コテージのお風呂で済ませました。浴槽は自宅のそれと同じくらいの広さがあり、たっぷりとお湯を張って疲れを癒やすことが出来ました。
最後に、家族で「ゴキブリポーカー」というカードゲームをやりました。トランプで言うところの「ダウト」と似たルールの心理ゲームで、他のプレーヤーを欺くことが勝利へのコツです。
恥ずかしいことに、私にはいつゲームを終わらせたのか記憶がなく、気が付くと翌日の朝になっていました。
家族の話によると私はゲームの途中で座ったまま眠ってしまっていたとのこと。日本酒4合はやっぱり調子に乗りすぎでした。
その様子は、父親の威厳も何もあったものではなかったようで、上の子には、「昨日のお父さんすっごい面白かったよ!」と言われ、下の子には「僕がお父さんの眼鏡外してあげたんだよ!」と言われる始末。
楽しかったですが、久しぶりにお酒で失敗したな~と思いました。でも二日酔いはありませんでしたよ。
エピローグ
二日目は、帰るだけのスケジュールです。お昼前に自宅に到着しました。疲れはほとんどありません。
ただ、昨日の失態があるので、持って帰って来た「真田の鬼嫁 小松姫の酒」、飲みにくいな~。
(終わり)