【渓流釣り】2022年9月 群馬県みなかみ町・DOAI VILLAGE(土合ヴィレッジ)に泊まってフィンランド式サウナとテンカラ釣り

【渓流釣り】2022年9月 群馬県みなかみ町・DOAI VILLAGE(土合ヴィレッジ)に泊まってフィンランド式サウナとテンカラ釣り

プロローグ

秋の行楽シーズンです。

新型コロナウイルスによって失われた旅行需要を再び喚起すべく、観光庁がGoToトラベル再開までの代替として、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いている都道府県を対象に、観光支援策として財政支援を行う「県民割」(地域観光事業支援)を実施しています(2022年4月1日~2022年9月30日宿泊分まで)。

補助内容は、1人1泊につき5000円を上限に最大半額、旅行期間中に土産店や飲食店などで使える地域クーポンを最大2000円分進呈するというもの。

割引を受けるためには、本人確認書類に加え、ワクチン接種証明書またはPCR等の検査の陰性証明書の提示が必要です。

幸いにも我が家は家族全員ワクチン3回接種済なので、これは利用しない手はありません。

今回は、群馬県みなかみ町にある、JR上越線土合駅直結のグランピング施設「DOAI VILLAGE(土合ヴィレッジ)」をチョイス。

2019年に電車釣行で土合駅を訪れた際、開業直前の土合ヴィレッジの情報に触れ、それ以来ずっと訪れてみたいと思っていました。

施設のすぐそばを湯桧曽川が流れていますので、グランピングの合間にちょこっとテンカラ釣りも出来そうです。

群馬県は「愛郷ぐんまプロジェクト」という名称で宿泊割引を実施しています。土合ヴィレッジが割引の対象施設であることをしっかりと確認し、ホームページからネット予約を試みます。

幸いテントプランの空きが1つだけあったため、すぐさま予約。

本来であれば、ロケーション的にもコンセプト的にも荷物を少なくして電車で訪れるのがベストですが、今回は子供もいるので利便性優先で車で訪問。

谷川岳ドライブイン

谷川岳ドライブインの瀟洒な外観

現地到着後、土合駅近くの「谷川岳ドライブイン」で昼食。

土合駅462段の階段の上り下りに備え、「赤城牛ステーキ御膳」で腹ごしらえします。

赤城牛ステーキ御膳は1日30食限定だそう

溶岩石の上で焼くお肉はとても柔らかく、それでいてコスパ良しの素晴らしい御膳です。

土合駅

鉄道ファンの間で「日本一のモグラ駅」として有名な土合駅の下りホームの階段を家族で見学。

私や家内にとって462段の階段往復は手ぶらでもなかなかの歯ごたえでしたが、子供たちの足取りはとても軽快でした。。

また、地上の残暑とは打って変わって、地下のホームは肌寒いくらいでした。

階段の手前では、本日の土合ヴィレッジ宿泊のお客さまでしょうか、若い男女のグループが大きなスーツケースを携えて唖然としていましたが、その気持ちはよく分かります。

DOAI VILLAGE(土合ヴィレッジ)

15:00のチェックインに向け、線路の近くにあるゲートを開けて車を乗り入れ。

入口には目立った案内がなく分かりにくいと思うので、予めスタッフの方に電話して確認をしておくと良いと思います。

土合ヴィレッジの車両用ゲート

入場するとまずは素敵なインスタントハウスが目に飛び込んできますが、こちらは予約でいっぱい。私たちは設営済みのテント泊です。

普段のキャンプとは違い、テント設営をしなくて良いのはとても楽です。

荷物をテントに運び込んでしばし休憩。管理棟の冷蔵庫にドリンクが入っていますが、こちらはアルコールを含め全て無料なので、早速缶ビールで喉を潤します。極上のひとときを堪能。

その後、水着に着替え、夕食前の時間を予約しておいたフィンランド式のサウナ小屋へ。

こちらも評判通りの心地良さ。小屋と水風呂を何往復もして自律神経を活性化。サウナファンが連呼している「ととのう」とはこれかと実感。

真ん中の緑の小屋がサウナです

我が家では小学生の下の子もサウナをいたく気に入り、水風呂に頭まで浸かってはしゃいでいました。

挙げ句の果てには、明け方の3時にサウナに入りたいと言い出したので、私はサウナの温度を上げるため、眠い目をこすりながらストーブに薪をくべる羽目になったのは大誤算でしたが…。

サウナストーブに薪をくべたところ

食事は上州牛や地元の野菜をふんだんに使ったBBQ。近隣の有名な精肉店から仕入れたというお肉はとても柔らかく美味でした。

ボリュームある上州牛と地元の新鮮野菜のBBQ

テンカラ釣り

2日目の朝食前にちょこっとだけ竿を出そうと思っていましたが、天候が心配だったのでギリギリまで日釣り券の購入は見合わせていました。

夜明け前には雨がしきりに天蓋を叩きすっかりあきらめモードでしたが、うっすらと空が明るくなった5:30頃には幸運にもほとんど降り止んでいました。

ここでようやく釣りをする決心を固めました。従来はこのようなときの日釣り券の入手が問題でしたが、近年は日釣り券もスマートフォンアプリで購入出来るようになりました。今回は管轄漁協の利根漁協が日釣り券購入アプリ「フィッシュパス」で購入可能でしたのでサッと手続き。

ちなみに私は、日釣り券の購入に関しては「フィッシュパス」「つりチケ」を併用しています。

電車で訪れるゲスト専用の出入口を出て、徒歩2分程で入渓点へ。

宿泊客専用の出入口

すぐそばを流れる湯桧曽川の土合駅連絡橋下付近を探りましたが、何となく予期していた通り不発。

土合駅連絡橋下の湯檜曽川

雰囲気を味わえただけで良しとし、7:30からの朝食に間に合うように納竿しました。

エピローグ

朝食はホットサンド。

ホットサンドプレートは深さがあり、たくさんの具材を挟み込んでとても美味しく食べられました。

たくさんの具材を挟み込んだホットサンド

名残を惜しみつつチェックアウト。

スタッフの方々もとても感じが良く、今回の滞在はグーグルのクチコミに例えると星5つをあげたい満足度でした。

帰り掛けに「育風堂精肉店」さんを訪問。

いただいた地域クーポンを使って上州牛を買うつもりでしたが、隣にあったさらにハイクラスの「増田和牛」に目を奪われ、衝動的にそちらを300グラム購入。お値段は6690円也。クーポンでなければ絶対に手を出さない分不相応の逸品です。

増田和牛 サーロイン

帰宅後、旅の余韻に浸りつつ、家族4人で1人100グラムにも満たない量を分け合って食べました。

口の中で溶けるような食感は秀逸で、あっという間に皆の皿から姿を消したのは言うまでもありません。

県民割のおかげで少し背伸びをした旅行が出来ました。

GoToトラベルの再開を心待ちにしつつ、次回はサウナ後の雪中ダイブ(出来るのかな?)をやってみたいと思います。

(おわり)