【電車釣行】2021年5月　福島県・会津高原尾瀬口でテンカラ釣りと三種合体麺

プロローグ

月イチの有給休暇を使って平日に渓流釣りをするのがささやかな楽しみです。

先月は友人と1泊の釣行をしましたが、今月は単独での電車釣行を企画。

仕事に支障の無いよう前もって取得日を決める必要がありますが、電車釣行における一番の問題は当日の天気です。

今回の取得予定日は、運悪く全国的な雨予報の日に当たってしまいました。

中止も考えましたが、やはり諦めきれません。

当日朝まで悩んだ末、駅から釣り場が近く、近隣施設で雨宿りも可能な会津高原尾瀬口の荒海川エリアをチョイス。

最悪釣りは出来なくとも、駅に併設されている「憩の家」で名物？の「三種合体麺」を昼食にいただき、「夢の湯」で温泉に浸かれば、十二分にリフレッシュ出来るであろうと考えました。

斯くして、雨天決行。早朝から既に降りしきる雨の中、折りたたみ式の傘を広げて最寄り駅へ。

電車を乗り継ぎ、下今市駅からは「リバティ会津101号」に乗り換え。

リバティ会津は特急列車ですが、下今市駅から先は特急料金なしで乗車が可能です。

9:21a.mに会津高原尾瀬口駅に到着。

「憩の家」で、さっそく地酒「花泉」のカップを購入し、電車釣行の大きなメリットのひとつである朝酒を嗜みつつ、日釣り券を販売している近隣の「夢の湯」の営業開始時刻である10:00a.m.を待ちます。

鎌越沢

「夢の湯」で購入した日釣り券は1050円。南会東部非出資漁業協同組合の管轄です。

今般の天気予報は実に正確で、既報通り雨は完全に本降りです。

インターネットでチェックした1時間の雨量は3ミリとのことでしたが、体感的にはけっこうしっかり降るということが分かりました。

それでも来てしまったことを若干後悔しつつ、レインウェアを羽織り、昨年実績のあった鎌越沢の「御行滝」に向かいます。

駅から5分ほど歩いて入渓。近くてとても楽ですが、その割に絶対に魚はいると思わせてくれる佇まいが素晴らしいです。

雨が非常に鬱陶しいものの、水温は11℃で、魚の活性に問題はなさそうです。

愛竿の「渓流テンカラZL3.4-3.8」と、ホコリを払う毛ばたきの羽をむしって巻いた毛バリ「バーコードステルスもどき」で挑みます。

程なくして、狙い通りにヒット。

水面を割って出るような派手なアタリではない、水面下の変化を捉えることが段々出来るようになってきました。

元気なイワナとのやり取りを楽しみ、慎重にキャッチ。

テンカラ大王こと石垣尚男先生のテンカラ講習会の成果が確実に出ています。

この後、さらに上流のポイントで1匹追加。

首尾良く魚を釣り上げることが出来たので、昼過ぎに納竿。

三種合体麺

今日の目的地をここにしたのは、これを食すためでもあります。

「憩の家」内の食事処「恋路茶屋」でオーダー。お値段は1000円也。

醤油ベースのスープに形良く配列されたうどん、ラーメン、そばとそれぞれの具材たちは、そのボリューミーな見かけとは裏腹に、意外とあっさりした食味であっという間に完食。とても美味しかったです。

「夢の湯」

15時17分発の「リバティ会津140号」で帰宅の途につく予定です。

あと1時間ほど時間があり、雨も小降りになってきましたが、「三種合体麺」とランチビールで骨抜きになった体に釣りをする余力は残っていませんでした。

となれば選択肢はひとつ。「夢の湯」で冷えた体を温めることに。

日帰り入浴料は500円。貴重品は10円ロッカー（お金は使用後戻ります）に入れ、浴場へ。

ほのかに硫黄のような香りが漂うお湯をゆっくりと堪能しました。

喉の渇きを癒やす湯上がりビールが欲しくなりましたが、ここで飲んでしまうと帰るのが面倒になってしまいそう。

ここはぐっと我慢し、ペットボトル天然水で代用。

エピローグ

会津高原尾瀬口から下今市駅までは特急券なしで乗車可能な「リバティ会津」ですが、帰路は疲労もあり乗り換えが面倒になるので、最寄り駅までの合理的区間の特急券を購入してゆったり帰りました。

途中何度も睡魔に襲われましたが、電車なので安心です。

雨天ではありましたが、イワナと三種合体麺に出会うことができ、とても楽しい旅になりました。

（おわり）

（当日の釣行の様子を動画にしていますのでよろしければご覧ください👇）

（渓の翁・瀬畑雄三氏とテンカラ大王・石垣尚男先生出演の「TENKARA」はテンカラファンにとって一見の価値ありです👇）