【子供と釣り】2020年8月 南会津・伊南川 親子で川遊び&渓流釣りの旅②
プロローグ
お盆休みの後半、再び「南会津に泊まって応援キャンペーン」を使って、家族4人で南会津を訪れました。
この家族旅行の下見も兼ねていた次男との二人旅はやや天候に恵まれませんでしたが、今回は現地も快晴で絶好の川遊び日和。
「道の駅 山口温泉きらら289」を過ぎてすぐのコンビニ「ハローショップこはま」で日釣り券を2日分購入し、まずは先日次男が人生初のヤマメを釣ったT沢出合へ向かいます。
1日目
T沢出合
10:30頃現地に到着すると、先客はまだ居ませんでした。
寝不足の長男を家内に任せ、まずは次男とヤマメのエサ釣り。
しかしこの日はエサのブドウ虫に全く反応なし。
そうこうしているうちに、我が家のような子連れファミリーが何組かやってきました。
私達が釣りをしていたポイントは、子供達にとってはとても良いプールになりそうです。
占有するのは申し訳ないので、納竿して場を空けました。
ようやく長男が起きてきたので、2人にはそのプールでカジカの見釣りをやってもらうことに。
すると、プールはカジカの良い棲家となっていたようで、子供たちはハエたたきを改造した短竿でちょこちょことカジカを釣り上げていました。
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黒谷川
昼食後、次男がこの場所に飽きたようなので、フィールドを変えます。
只見町のホームページで、水質が良くて川遊びができ、カジカや岩魚の宝庫と紹介されていた伊南川支流の黒谷川に向かいます。
私は二十数年前に1度だけ黒谷川釣行をしたことがありますが、この川は岩魚の名渓というイメージです。
国道289号を只見町方面に進み、黒谷川にかかる橋を渡って左折、すぐに車止めのスペースがあったのでそこに駐車。
川辺へのアクセスは非常に容易です。
まずは目の前に開ける大きな落ち込みのポイントでエサ釣りをやります。
4.5mの軽めの渓流竿に仕掛けを接続し、ハリにエサのブドウ虫を付けて釣り開始。
竿は1本で、交代しながら釣ってもらいます。
すると、飽きない程度にアタリがあり、子供たち2人合計でヤマメ3尾、ウグイ3尾を釣り上げました。
(只見町のホームページによると、ウグイには採捕禁止の規制がかかっているようです)
本流に近い下流部ではイワナではなくヤマメが釣れるようです。
釣果は、子供の遊び釣りにしてはなかなか優秀だと思います。私が本気でやるより釣れているかもしれません・・・。
また、落ち込みから続く左側の流れが水泳にちょうどよい流れになっていて、子供たちは釣りの順番を待つ間に交代で気持ち良さそうに泳いでいました。
ホテル南郷
ホテル南郷は埼玉県さいたま市の保養施設ですが、市外の方の利用も可能です。
赤い屋根と白い壁の瀟洒な洋館は、青い空と濃緑の山々を背にひときわ美しい佇まいを見せています。
温泉は「ナトリウム塩化物泉」で、熱の湯とも呼ばれるほど保温効果に優れ、疲労回復に効果を期待できるとのこと。
広々とした浴室はとても清潔です。また、庭園のような趣のある露天風呂も素敵です。
ただし、一点難があるとすれば、夏の夜の露天風呂には虫の飛来が多くあるので、時間帯によってはお湯に浮いている虫を備え付けの捕虫網でこまめに掬う必要があるということです。
私は個人的には虫は苦手ではないのであまり気にはなりませんが、苦手な方は少し厳しいかも知れません。
ちなみに、我が家はこれまで当ホテルを冬のスキーのベースとして利用していました。
私は来訪の度、紫紺の闇に映える白雪が美しいこの幻想的な趣の露天風呂に入るのをとても楽しみにしています。
食事は会津の食材を用いた和食膳です。
岩魚の刺身や手打ちそばなど、やはり地の物はとても美味しいということがよくわかります。
また、会津産のお米もとても美味しいです。ブランド米として有名な新潟県魚沼産コシヒカリほどの知名度はないものの、地理的に近く気候条件も似ていると思われるので、美味しいのは当たり前かもしれません。
食後、宿の玄関に備え付けてあったバケツをお借りし、花火をやりました。
都市部の住宅地では花火の煙も憚られますが、ここでは周りを気にする必要はありません。子供たちは楽しそうに花火に興じていました。
南会津はオオクワガタの産地としても有名です。
2日目の明け方、次男を起こして散策がてら建物の周りを見て回りましたが、残念ながらオオクワガタの姿は見られず。まあ余程の幸運に恵まれない限り遭遇出来ないのはわかっていますが。
それでも、コクワガタ?を2匹捕まえることが出来たので、次男は大喜びしていました。
他、カミキリムシやクモなどの虫を観察し、奥会津は虫の宝庫でもあるのだなと思いました。
2日目
黒谷川
長男が、2日目も黒谷川がいいと言うので再訪。
この日は私達ファミリーと時を同じくして複数のファミリーが訪れていました。私達以外は地元の方々のようです。
早速釣りの準備に取りかかるも、ここで手痛いミスを犯していたことに気付きました。
昨日の帰りがけ、持参したブドウ虫の箱2つのうち、使い切ったほうを捨てたつもりでいましたが、エサを付けるために箱を空けると、中身は空っぽでした。
どうやら間違えてブドウ虫が残っているほうの箱を捨ててしまっていたようです・・・。
家内にお願いして町中のお店でブドウ虫を買ってきてもらう間、子供たちにはカジカ捕りをしてもらいます。
2人ともカジカを捕まえることに成功しました。黒谷川のカジカは白っぽい色をしていました。
家内はブドウ虫の入手に相当苦労したようで、1時間ほど経った頃ようやく戻ってきました。
ようやくエサ釣りが出来るようになったので、準備を整えて昨日と同じポイントを攻めるものの、この日はまったくアタリなし。
まあ、よくあることではあります。
この日はやや風が強く、水に入った後はかなり冷える状況だったため、昼前に川遊びを終えることとしました。
すぐ近くに「倉田屋」さんという旅館兼食事処があり、そこで昼食を頂きました。
しっかりとした味付けの醤油ラーメンが半チャーハンによく合います。
エピローグ
今回は家内がいるので、運転を交代しながら帰れるのがとてもありがたいです。
帰路、お土産を購入するため「道の駅たじま」に寄ります。私は前回に続いて福島の地酒を買い込みました。
また、ホテル宿泊の領収書を提示するとアイスクリームが100円引きで購入出来るので、このサービスもしっかりと受けます。
旅の締めくくりの山ぶどうアイスを賞味しつつ、この2日間を回想。
今回もとてもいい旅でした。
(おわり)