【電車釣行】2022年8月 野岩鉄道で行く 三依見通沢(テンカラ専用区)でテンカラ釣り
プロローグ
3年ぶりに行動制限のない夏休みです。
今年こそは短い夏休みを満喫したいとの思いが強く、1泊2日の家族旅行から帰ったその翌日、疲れを押して久しぶりの電車釣行を決行することにしました。
場所は、栃木県の「三依見通沢テンカラ専用区」をチョイス。
降車駅の中三依温泉駅からポイントまでは徒歩30分ほどでアクセス可能です。
事前準備
前日の夜に東武鉄道の「特急券インターネット購入・予約サービス」で、首都圏と会津を結ぶ「リバティ会津101号」の窓側の座席を予約。
日釣り券は当日の車内にて、遊漁券オンラインアプリ「フィッシュパス」を使って購入しました。
年々、電車での釣り旅が快適になるのを感じます。
そして、自宅の最寄駅のコンビニで朝食と朝酒を用意。
車内にて
車窓越しに展開するのどかな風景を眺めながら楽しむ朝酒は、個人的に電車釣行の醍醐味のひとつだと思っています。
ただし、渓流溯行に支障が無いよう、嗜む程度にしておくことが大事ですが・・・。
三依見通沢テンカラ専用区
時刻表通りの9:08に中三依温泉駅に到着。
過去の釣行では、私以外で当駅に降り立つ人はいませんでしたが、今回は何組かのグループが降りていて賑やかな雰囲気。
夏の行楽シーズン真っ只中、駅のホームのすぐそばにある「男鹿の湯」のキャンプサイトでは、お客さまの楽しそうな様子を目にすることが出来ました。
中三依温泉駅はノスタルジックな無人駅で、駅を出ると公衆トイレと屋根付きの簡素なベンチが設置されています。
このベンチでウェーディングシューズに履き替え、徒歩で見通沢テンカラ専用区へ。
男鹿川の支流である入山沢を左に見ながら進みますが、当日は天候に恵まれ、川には釣り人の姿が多く見られました。
また、透明度の極めて高い翡翠色の流れは川遊びにも最適で、どんどん滝付近の駐車スペースではこれから川遊びに興じるのであろう家族連れの姿も見られました。
30分ほどで見通沢テンカラ専用区の入口に到着。
ここで、今回初めて利用した「フィッシュパス」アプリをオンにしました。こうすることで漁協の監視員の方に券を購入済みであることを知らせる仕組みになっています。
今シーズン初めてのテンカラ専用区は水量は少なめです。
よく整備された林道を上って行くと、駐車スペースには車がポツポツと止まっています。当然と言えば当然ですが、既に何組か入渓しているようです。
先行者のペースを確認し、迷惑とならないよう気を配りながら入渓しました。
私は今回、電車釣行時のメインロッドであるシマノ「パックテンカラ」に、オレンジのレベルラインとバーブレスフックに黄色のミシン糸で毛ばたきのハックルを巻き付けた自作毛バリという道具立てで臨みました。
相変わらず川の透明度は非常に高く、多くの魚影が確認出来ますが、私の姿に気が付くと素早く岩の下に隠れてしまいます。
これはなかなか苦戦しそう…。
という予感は見事に的中しました。
目視出来る渓流魚の頭上に毛バリを流すも、口を使うに至りません。相当警戒心が強いようです。
また、魚の姿が見えないやや流れの速いポイントでは2回ヒットしましたが、バーブレスフックの掛かりが浅かったのかはたまた腕が悪いのか、2回とも痛恨のバラシ…。
徒に時間だけが過ぎ、あっという間にお昼を過ぎてしまいました。
予定ではサクッと釣って近隣の食堂で天ぷらそばと日本酒に舌鼓を打つはずでしたが、釣果ゼロではそうも行きません。
おやつとして持参した自家製(家庭菜園で収穫)の網干メロン2個と、勝利の美酒用にとコンビニで買っておいた缶ビールが本日のランチとなりました。
まあ、美渓見通沢でいただく簡易ランチもとても風情があり楽しめました。
エピローグ
14:30まで粘りましたが釣りでは成果を出せず。
15:15頃に中三依温泉駅に到着し、ベンチで急いで身支度を整えます。
往路同様に東武鉄道の「特急券インターネット購入・予約サービス」にアクセスすると、15:32発の「リバティ会津144号」の空席が残りわずかとなっており、慌てて座席を確保。
ちなみに中三依温泉駅は無人駅のためか画面に表示がないので、乗車駅は湯西川温泉駅を指定します。
復路の車内ではすぐに満席を告げるアナウンスが。ネット予約しておいて良かった・・・。
昼食を食べはぐったので、経由した春日部駅構内の「東武らーめん」でラーメンを立ち食い。「クレヨンしんちゃん」のメロディを聞きつつ、美味しいチャーシューメンを堪能しました。
肝心の魚は釣れなかったものの、満足度の高い旅が出来ました。
(おわり)