【子供と釣り】2018年5月 新潟 寺泊・柏崎の釣り&グルメ旅(そしてちょこっと社会科見学)

【子供と釣り】2018年5月 新潟 寺泊・柏崎の釣り&グルメ旅(そしてちょこっと社会科見学)

プロローグ

GW後半、新潟県の寺泊に家族旅行をしました。

我が家はここ数年、GWの旅行といえば寺泊です。その理由は、私の極めて少ないレパートリーの中ではありますが、家族の旅行についてのニーズを一番満たしていると感じるからです。

ちなみに我が家のニーズは、海の幸を食べたい、釣りをしたい、旅行代金を出来るだけ安く抑えたい、の3つです。

寺泊での宿泊は、常に「見附市海の家 海・海ハウス」を利用しています。

宿泊料金は素泊まりで市外の大人1人あたり2500円(小・中学生1500円)です。食事をお願いすることも出来るようです。

海水浴の時期は混んでいるとのことですが、オフシーズンのGWは通常かなり空いています。

去年は、たまたまでしょうけど、私たちが宿泊した日は貸し切り状態でした。

家族で20畳のお部屋を使わせていただきました。今年は草野球チームの団体の宿泊があってほぼ満室とのことでしたが。

(※残念ながら、見附市立海の家~海・海ハウス~は令和2年3月31日で閉館しました)

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1日目

事前の天気予報では寒冷渦の影響で日本海側は大荒れ、落雷や雹に注意という残念な予報がされていました。

そのため、寺泊港で釣りをするつもりではいたのですが、場合によっては無理かもなあと思ったため、いつもなら気合を入れて、まだ夜も明けぬ3:00ごろ出発して朝から釣りをするところですが、プランを若干変更します。

お昼頃の到着予定にして、昼食は柏崎のB級グルメ?であるサバサンドを食べ、そのあと「柏崎刈羽原子力発電所サービスホール」を見学しようという事になりました。なぜか嫁がやけに嬉しそうでした。現地まで約5時間を見込んで6:00過ぎに出発となりました。

懸念された渋滞に巻き込まれることはなく、ほぼ予定通りの11:30ごろに柏崎の「日本海フィッシャーマンズケープ」に到着しました。

現地はGWでかなりの賑わいを見せていましたが、何とか席を確保してお目当てのサバサンドを注文します。

サイズはレギュラーとビッグの二種類ありましたが、私と嫁は共にビッグをチョイス。

ちなみにサバサンドとは、サバのフライと薄切りにしてばらしたタマネギを柔らかめのパンで挟んだメニューです。

サバサンド
柏崎のサバサンド 食べ応えがありそうです

付属のレモンを搾り、テーブルに備え付けてある塩コショウをたっぷりとかけていただきます。

このサバサンド、とても美味しかったです!嫁も大満足の様子でした。ただし、子供たちの興味は薄かったようで、わざわざ柏崎まで来たのに醤油ラーメンを注文してしました。子供はそんなものかな?

腹ごしらえ出来たところで、柏崎刈羽原発サービスセンターに向けて出発します。

風はいくぶん弱まってきたようです。これなら釣りが出来るのではと考え、途中、柏崎港に寄ってみました。

昨年の台風の影響により今年の3月で残念ながら営業を休止した西防波堤(有料)の手前あたりです。

車を降りると、まだ風はかなり強いですが、それをものともせず、大勢の釣り人で賑わっていました。

情報収集のため、家族連れの方に状況を伺います。その方は、釣れるのはイワシばかりですよと謙遜気味におっしゃっていましたが、バケツを覗き込むと中には血抜き中と思われる20㎝くらいの型の良いイワシがぎっしりです。

どうやら群れが回遊しているようですが、イワシ同様、堤防には人がぎっしりです。ゆっくりと昼食を取ってからのんびり釣り場にやって来るファミリーの入り込む余地は全くありません。

泣く泣く柏崎港での釣りはあきらめ、予定通り柏崎刈羽原発サービスセンターに行きました。お目当てはGWイベントの子供向けVR体験です。

現地に到着すると、ここもかなりの賑わいを見せていました。駐車場には誘導係の方がいて、車のナンバーは関東圏のものが多かったですね。

VR体験は、VRゴーグルを装着し、プレイヤーは忍者という設定で、空中に投げられるフルーツを刀で斬って高得点を狙う遊びと、同じくVR映像による疑似スカイダイビング体験の二つが用意されていました。

フルーツ斬り
VRゴーグルではどんなふうに見えてるのかな?
スカイダイビング体験
はたからみるとかなりヘンですが・・・

子供たちはどちらも大いに楽しんでいました。フルーツ斬りのほうは大人も体験可能だったので、私もやろうとしたのですが、眼鏡をかけたままだとVRゴーグルが装着出来ずに断念しました。残念・・・。

サービスホールの方々にはとても丁寧で気持ちの良い接客をしていただきました。

また、VR体験以外にも、工作やスタンプラリーなど盛りだくさんのイベントがあり、子供たちはとても楽しい時間を過ごすことが出来たようです。

私は、嫁が子供の工作に付き添っている間にセンター内の展示を見ることが出来ました。

圧力容器
圧力容器の1/5模型

屋外では、ピエロに扮したバルーンアーチストが風船の剣や犬を作ってくれたり、一人で複数の楽器を演奏する大道芸人のような方も来場者を楽しませていました。

あくまで個人的な感想ですが、無料にしては過剰とも思える大サービスぶりです。

最近辞任騒ぎのあった新潟県知事選挙時にも報道されていたように、柏崎刈羽原発は、現在は稼働を停止していますが、それまでは主に首都圏向けの電力を供給していて、新潟県に電力供給しているのは東北電力とのことです。

東京電力は、先の震災による巨額の賠償費用に充当するため、当原発の再稼働を目指しているようです。この問題はデリケートなので、個人的な見解を伝えるのは差し控えたいところです。

ともあれ、センターの展示を見学できたことから、現場でお仕事をしている方々の真摯な姿には胸を打たれたということだけは言っておきたいと思います。

充実した時間を過ごしたのち、寺泊に向けてさらに北上します。

途中、夕日が綺麗なことで有名な出雲崎を通るのですが、ここにも出雲崎港という港があり、かなりの釣り人で賑わっていました。

寄ってみると、入る隙間がないというほどではなかったため、ここで釣りをすることにしました。時間は15:30くらいです。

まだ風は強めだったので、すぐに撤収することも考慮し、竿はサビキ仕掛けの1本だけにしました。すぐ近くの釣具店で買ったアミエビを撒きますが、反応がありません。

柏崎港の状況とはだいぶ異なるようで、周りもあまり釣れている気配がありません。

30分くらい経過し、ようやく竿がガクンガクンとしなりました。

やっと何かの魚の群れが回遊してきたかと思い、喜び勇んでリールを巻き上げると、鈎に掛かっていたのは10㎝ほどの小さなメバルでした。

メバルがサビキで釣れることを初めて知りましたが、あまりにも小さく、のちの再会を願って海にお帰りいただきました。

メバル
サビキ仕掛けでメバルが釣れました
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それ以降は全く反応がないため、最後に寺泊港で少し竿を出すことにしました。

もうだいぶ釣り心が折れていたので、ここでもサビキ仕掛け1本のみです。

周りでは、柏崎港よりはだいぶサイズが小さいものの、イワシか何かの小魚が釣れているようです。

子供たちはVRに満足したのか、釣りはもはやどうでもよくなっているようで、風も強いため車から出てきません。ニンテンドー3DSで時間つぶしを決め込んだようです。それはそれで私には好都合です。

仕掛けにはすぐに微小なアタリがありました。

竿を上げると、ウルトラミニな魚がついていました。カタクチイワシでしょうか。

これを10匹ほど釣り上げ、釣れてよかったような、小さすぎてイマイチだったような、微妙な気持ちで一日目のスケジュールを終えました。

寺泊港の夕日はとても綺麗でした。

今日は素泊まりなので、スーパーで夕食を買い、宿に到着しました。

宿泊先は我が家定番の「見附市海の家 海・海ハウス」です。

外観はやや古めですが、館内は掃除が行き届いていて、とても快適に過ごせます。

布団の上げ下げなどはセルフサービスです。お風呂は銀のステンレス製で、夕方や朝の陽の出ている時間帯には、窓から日本海を望むことが出来ます。

部屋の間取り
10畳のお部屋でした
リネンに関するお願い
リネンに関するお願い

前回は柔道が出来そうな20畳の和室を使わせていただきましたが、今回は10畳の和室でした。それでも我が家には十分な広さです。明日に備え、早めに就寝しました。

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2日目

今日はいいお天気です。今日の最初のお楽しみは、国道402号沿いに軒を連ねる海産物市場(通称:魚のアメ横)で、浜焼きとカニ汁の朝食を取ることです。

AM8:30の開場を目掛けて宿を出発します。我が家のお目当ては「浜焼きセンター 金八」の浜焼きとカニ汁。

子供たちは浜焼きの中でも、特にイカ焼きがお気に入りです。

大きさによって値段が違いましたが、一番小さい350円のものを買います。

カニ汁は一杯100円です。ここに来ると必ず飲んでますが、今回もいい感じに出汁が出ているような気がします。

イカ焼き
食べかけのイカ焼き
カニ汁
カニ汁は100円

この一角には、関東圏や長野県にも進出している「角上魚類」の本店があります。

覗いてみると、朝から活気づいています。

今日帰宅してからの晩御飯のおかずにするべく、ワケありで7杯1000円の格安ズワイガニを購入しました。

ワケありといっても、足が一本もげてるとかその程度のワケなので、自宅用なら全く問題ありません。帰宅してからも楽しみです。

腹ごしらえを終え、さあ釣りだと気分を昂らせていたところ、子供たちからまさかの「またVR体験行きたい!」とのリクエストが・・・。

そして、普段は子供たちに厳しめの嫁も、「せっかく来たんだし連れてってあげようよ!」と神仏のようなコメント。逆らえません。

まさかの二日連続での柏崎刈羽原発サービスセンター見学です。まあ、子供たちの目当ては「フルーツ斬り」だけだったようだったので、滞在時間は短かったですが。

連日のVR体験後、当日は暑かったので、子供たちは「アイスが食べたい!」と言い出しました。

サービスセンターのすぐ近くに、「至福の時間」という若者が好きそうなおしゃれな建物があり、アイスも売っていそうだったので立ち寄りました。

(刈羽村の「ぴあパーク とうりんぼ」内にある「至福の時間」は、新型コロナウイルス感染症や物価高騰の影響で2023年2月27日をもって閉店したとのこと。素敵なお店だっただけに残念です・・・。)

駐車場の車のナンバーを見てみると、サービスセンターとは異なり、新潟県内のナンバーが多かったような気がします。

建物はパンやジェラートも販売しているレストランでしたが、我が家はそこでジェラートを食べ、普段とは全く違うおしゃれな旅の雰囲気を満喫するのでした。

もはや釣りは完全に脇に置かれてグルメ旅の様相を呈して来ています。

これは天気を大義名分にした嫁の意向によるところも大きいような気もするのですが、お昼はJR柏崎駅前のホテルサンシャイン1F「レストラン日本海」で「柏崎鯛茶漬け」をいただきました。

こちらも抜群の美味しさです!間違いなくこの旅行で体重が増えている気がします。

鯛茶漬け
レストラン日本海の鯛茶漬け とても美味しいです

時間はすでに14:00を過ぎており、今から帰ると大渋滞に巻き込まれそうな気がしたので、夕方まで現地にとどまることにしました。

昨日竿を出せなかった柏崎港に行ってみると、やはり昨日と同じ場所一帯は大盛況で、入り込む隙間はありませんでした。

止むを得ず、比較的空いている対岸の中央埠頭に釣り座を構え、釣りスタート。しかし、生命反応は全くなく、のどかな風景を楽しみつつ17:00ごろ終了としました。

柏崎港中央埠頭
柏崎港中央埠頭からの眺め

帰りは渋滞に巻き込まれることもなく、22:00前に自宅に到着。

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エピローグ

お土産のズワイガニと、魚種の良くわからない小魚のてんぷらをつまみに日本酒を1杯やりました。

ズワイガニは家族全員に好評でしたが、小魚のてんぷらは私以外食べようとしませんでした。

ズワイガニ
ワケあり品のズワイガニ
小魚の天ぷら
魚種のわからない小魚の天ぷら

今回も釣果には恵まれなかったものの、とても楽しい旅になりました。

(おわり)

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関連リンク

見附市海の家 海・海ハウス

柏崎刈羽原子力発電所サービスホール

日本海フィッシャーマンズケープ

角上魚類ホールディングス株式会社

浜焼きセンター 金八

至福の時間

ホテルサンシャイン レストラン日本海