【釣りごはん】メスティンでキャベツのクリームパスタを作ってみた
はじめに
いよいよ2020年の渓流釣りが本格的に解禁となります。
しかし、今般はコロナウィルスが猛威を振るっており、世界的な感染拡大の様相を呈しつつある状況。世界経済への悪影響も甚大なものになりそうです。
企業では在宅勤務や時差通勤などの対策が取られ、また、政府が全国の小中学校と高校、特別支援学校に3月2日から春休みまでの臨時休校を要請するという異例の事態。
不要不急の外出は極力避けるべきとの風潮ではありますが、人影まばらな渓流域であれば感染リスクは通勤電車の中よりは低いに違いないとの思いで、解禁直後の渓流に足を運ぶべく、平日の有給休暇を取得していました。
ところが、天気の見通しが甘かったようで、当日はまさかの雨。しかもとても寒い。
電車釣行では雨は極力避けるべきなので、やむなく今回の釣行は断念。
1週間前の天気予想では曇りでしたので、それをもとに計画を立てたのですが、なかなか上手くいきません。
キャベツのクリームパスタ
今回は昼食を自炊するつもりで、前日のうちに食材を準備していました。
メニューは「キャベツのクリームパスタ」です。
このメニューをフィールドでの自炊に備えて試作したことはないので、丁度良い機会と気を取り直し、「メスティン」を使って自宅のベランダで試作してみることに。
「メスティン」は、スウェーデン発祥のポータブルストーブ製品を主に扱う「トランギア」というメーカーが扱うアルミ製の飯ごうです。飽きの来ないシンプルなデザインで、飯ごうとしてご飯を炊くことはもちろん、煮る・蒸す・炒める・燻すと、さまざまな調理法に対応可能です。
私はこのメスティンについて、山漫画の定番となりつつある「山と食欲と私」第一巻(信濃川日出雄 著/バンチコミックス/2016年)で知ってほぼ衝動買いしてしまいましたが、そのポテンシャルを十分に引き出して今後の渓流釣行に役立てたいと思っています。
また、調理器具はメスティンの他、PRIMUS(プリムス)のコッフェル(PRIMUSライテックトレックケトル&パン)を使用しました。
trangia(トランギア) メスティン TR-210 【日本正規品】
PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー
PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ハイパワーガス(小) IP-250T [HTRC 2.1]
PRIMUS (プリムス) ライテックトレックケトル&パン
材料
食材(1人分)はだいたいこんな感じです。
①~⑧のの食材は、下の写真のようにメスティンに収納出来ました。
項番 | 材料 | 分量 | 留意点 |
① | ウェイパー | 小さじ1 | ラップに包んで持参(スープ用) |
② | しょうが | 小3片 | ラップに包んで持参(スープ用) |
③ | 塩 | 小さじ2 | チャック付小分袋で持参 |
④ | 粉チーズ | 小さじ2 | チャック付小分袋で持参 |
⑤ | スライスチーズ | 1枚 | そのまま持参 |
⑥ | クリームソース | 200ml | ジップロックに入れ冷凍し持参 |
⑦ | キャベツ | 小3枚 | 水気をとりジップロックで持参 |
⑧ | パスタ | 100g | 半分に折って持参 |
⑨ | 水 | 400ml | ペットボトルで持参 |
⑩ | 赤ワイン | 200ml | 市販の小ビンのまま持参 |
⑪ | パセリ | お好みで | 市販の小ビンのまま持参 |
調理の手順
ジップロック(Sサイズ)に入れて冷凍しておいたクリームソースをメスティンに入れて溶かします。
ソースが溶けたら、とろけるスライスチーズをちぎって入れます。
スライスチーズがソースになじんだら、火からおろして蓋をしておきます。
コッフェルに水を400㏄入れて沸騰させ、小さじ2(10g)の塩を入れ、半分に折ったパスタ100gを茹でます。
茹で時間はパッケージの表示よりも1分少ない6分が目安です。
パスタが茹で上がる間、赤ワインでキッチンドリンカー。
茹で始めてから3分後にキャベツをちぎって入れます。
パスタが茹で上がったら、底から8㎝程度上の部分をカットしてコップ状にした牛乳パックに茹で汁を注ぎます。
この茹で汁にウェイパーを溶かし、ショウガを加えてスープとします。茹で汁を飲むことに多少抵抗がないではないですが、フィールドで垂れ流さないということを考慮しています。
茹で上がったパスタをメスティンに入れ、クリームソースと混ぜ合わせます。
粉チーズとバジルを振り入れて完成。味もなかなかGOOD。
メスティンとコッフェルがあれば、電車釣行のフィールドで濃厚なクリームパスタを手軽に味わうことが出来そうです。
また、食後のメスティンにスープを注ぎ入れ、残ったクリームを溶かして飲むことに抵抗がなければ、洗い物の負担が多少軽減されます。
ジンジャー入りホットワイン
お酒をたしなむことが出来るのも電車釣行の魅力の1つです。
春の川辺はまだ寒かろうと思い、今回は小瓶(200ml)に入った赤ワインを持参してコッフェルで温めて飲んでみようと思っていました。
まさかベランダで飲むことになるとは思っていませんでしたが、今後の実用化の可否を検討すべく、すでにキッチンドリンクして残り100cc程になった赤ワインをコッフェルで温めます。ついでにスープに入れたしょうがを取り出して再利用。
…しょうがはあまり意味がありませんでしたが、寒い季節にホットワインはありだなと思いました。
(おわり)
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