【スキー】2021年1月 福島県・会津高原南郷スキー場でファミリースキー
プロローグ
異例の雪不足だった昨シーズン（2019-2020）を除き、我が家がここ10年程毎年のように訪れているスキー場です。
個人的には、これぞパウダースノーという素晴らしい雪質とセンターハウスの美味しい食事がとても気に入っています。
ただし、難点はとにかくアクセスが不便なところ。
高速道路の最寄りICは、東北道の西那須野塩原および白河、常磐道の会津若松の3つですが、そのいずれのICからも距離にして約80km離れており、到着に2時間以上かかるというロケーション。
支配人の方の「日本一不便なスキー場」の言は言い過ぎという気がしないでもないですが、雪道のロングドライブを余儀なくされるシチュエーションも多く、アクセスの難度がやや高いことは間違いありません。
スキー人口の減少等の影響もあり利用者数は年々減少していたようで、昨年は厳しい経営環境を吐露する自虐SNSが話題になっていました。
一方、そのような状況であるが故に場内は混雑とはほぼ無縁です。
辿り着けさえすれば、ですが、とても快適なファミリースキーを楽しめます。
また、空前のスキーブームに沸いていた二十数年前にリフト待ち1時間を経験した身としては、時代の変遷のようなものを感じます。
2020-2021年シーズンは、会津エリアを含め各地で十分過ぎるほどの積雪となっている模様。
2021年元旦。3密とは無縁と思われる南郷スキー場へ、恒例のファミリースキーに出掛けました。
南郷スキー場
道中は、東北道西那須野塩原ICを降りると間もなく雪道となりました。
道の駅「湯の香しおばら」にて2021年の初日の出を眺めます。
福島県に入るとさらに雪深くなり、除雪作業中の除雪車を追い越すような場面もありました。
当然ですがスタッドレスタイヤは必須です。また、今回のルートは国土交通省の指定する全車両対象の「チェーン規制」箇所には該当しないものの、タイヤチェーンも携行し、状況に応じて併用出来るようにしておいたほうが良いと感じました。
自宅から約5時間かけてようやく現地到着。
スキー板のレンタル等の準備を整えてゲレンデへ出ます。
第1ペアリフトの発着所には「秘境南郷」との看板が掲げてありましたが、なるほどとうなずける雰囲気を醸し出す雪景色です。
南郷スキー場のゲレンデ数は12、リフトは現在3本が稼働しているようです。
コース全体は縦長で、奥行きのあるスキー場との印象です。
また、スキー場という名称ではありますが、スキーヤーよりもスノーボーダーの比率が高いです。
スノーボード黎明期からスノーボーダーの受け入れに積極的だったようで、国内最大級のハーフパイプを完備しているとのこと。
我が家の目的はゆるいファミリースキーなので、主に利用するのは「笠松コース」です。
第1ペアリフト（B線）、第3ペアリフトと乗り継いで、第3ペアリフトの中間停留所で降車してアクセスします。
初級者向けの緩斜面で、コースの終点には「南郷ロッジ」があります。
「笠松コース」で遊んだ後、昼食を取るために「さゆり迂回コース」を使ってセンターハウスを目指して滑降していくのですが、「さゆり迂回コース」の入口は初級者には少し難度が高いような気がします。
スキー場のパンフレットには「初心者の方・お子様・1日滑走してお疲れの方 第1ペアリフトは下りが無料でご乗車可能なのでどうぞご利用ください。」との記載がありますが、これは当該区間を意識した側面もあると思われます。
初心者の方やお子様連れのケースでは「下りのリフトを利用するなんて」との思いを捨て、積極利用のスタンスで臨んだほうが良いかも知れません。我が家においても、下の子は当該区間を私のサポートなしに滑降することが未だに難しい状況です。
苦労の末辿り着いたセンターハウスでの昼食は格別です。今回は「南郷ステーキ丼」（税込1100円）をオーダー。肉質は柔らかくお値段以上の価値を感じます。
ホテル南郷
当日は吹雪が強まったため、スキーを早めに切り上げ、今宵の宿である「ホテル南郷」にチェックイン。
「ホテル南郷」は埼玉県さいたま市の保養施設ですが、市外の方の利用も可能です。我が家は夏冬共にアクティビティのベースとしてヘビーユースしています。
宿での楽しみは温泉と食事。雪景色を愛でながら温泉で疲れを癒し、地の食材を用いた和食膳に舌鼓を打ちながら、福島の地酒を満たした盃を呷ります。
私にとってはスキーなど二の次で、これを嗜むために来ていると言っても過言ではありません。今回も大満足でした。
今回の旅の様子を動画にしていますので、よろしければご覧ください。
エピローグ
本年1月7日に、新型コロナウイルス感染拡大に起因する緊急事態宣言が再度発令されました。これに伴い、「ホテル南郷」は1月16日から2月7日まで休館となっています。
今シーズンはコンディションが良いだけにもう1度くらいは訪れたいと思っていますが、状況が状況だけにちょっと難しいかもしれません・・・。
（おわり）
