【渓流釣り】2018年4月 祝・渓流開幕! テンカラ釣りのためクライミング技術の習得を目論む(&関連銘柄の考察)

【渓流釣り】2018年4月 祝・渓流開幕! テンカラ釣りのためクライミング技術の習得を目論む(&関連銘柄の考察)

プロローグ

大リーグでは、エンゼルスの大谷翔平選手が、投打二刀流で想像を遥かに超える活躍を見せています。スーパースターはやっぱり違いますね。本当にすごいと思います。

テンカラ釣りの魅力

さて、私は趣味の渓流釣りにおいて、テンカラ釣りとエサ釣りの二刀流です。大谷選手のそれとは全く異なり、その実力はどちらも戦力外通告レベルですが。

私はテンカラ釣りのほうが好きなのですが、事実としてはエサ釣りのほうがはるかによく釣れます。

しかし、テンカラ釣りは、釣趣においてはエサ釣りのそれをはるかに凌ぐものがあると、個人的には思っています。

私が初めてイワナを釣り上げたのは、テンカラ釣りによってでした。イワナが毛鉤に躍りかかる瞬間をこの目で見た時の興奮が脳裏から離れず、以来、どんなに釣果が芳しくなくてもテンカラをメインに釣りにいそしんでいます。

テンカラ釣りとは、日本のフライフィッシングとでも言うべき釣法なのですが、システムはフライのそれとは異なっていて、リールは使わずに、重さのあるやや太めのライン(私はレベルラインを使用しています)を、一般的には竿の長さと同じくらいくらいの長さで竿先に結び、さらにその先に細いハリスを1メートルほど伸ばし、末端の毛鉤を、魚のいそうなポイントめがけ、ラインの重さを利用して飛ばして釣るというシンプルなものです。ちなみに毛鉤とは、釣り針に鳥の羽根などを巻き付けた疑似餌のことです。

下手ですが、自作の毛鉤です

また、テンカラ釣りは日本の伝統的な釣法なのですが、最近は、「テンカラ大王」として知られる愛知工業大学の石垣尚夫教授が、テンカラを海外に普及させる活動を行っており、いまや「TENKARA」として世界各地で広く浸透しつつあるとのこと。ここにも世界に誇れるクールジャパンが!沢でテンカラ竿を担いだ外国の方に遭遇するのも珍しいことではなくなるのかもしれません。

テンカラ釣りは面白い!(写真はヤマメ)
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もっと釣るために?クライミングの世界へ

さて、野球同様、渓流釣りも本格的な開幕を迎えています。一刻も早くフィールドに立ちたくてうずうずしているものの、奥様から白い目で見られてなかなか予定が立てられないでいる現役子持ちの渓流ファンは私だけではないでしょう。

そこで、友人から誘われたという形をとるべく、若い頃一緒に渓流釣りを始めた中学時代からの友人に連絡を取ることにしました。

友人も同じようなことを考えていたようで、すぐに会おうという話になりました。

予定を合わせ、江戸の趣深いと謳われるとある街の居酒屋で、日本酒の杯を重ねつつ、開幕の地をどこに選ぶかについて会議(という名の飲み会)を行うことになりました。

友人はいまや会社の社長をしており、多忙でなかなか釣行の時間が取れないようなのですが、私としては彼を最終的には沢泊の源流釣行に引き込みたいと思っています。

そのため、先日、実は彼の自宅の近くで開催されたクライミングの教室に参加したことを話しました。以下、その教室での出来事です。

その教室は観光名所となっているとある場所の川辺で開催されました。

教室の先生は、猟師さんを彷彿させるワイルドな印象の方でした。思わず矢口高雄先生の漫画「マタギ」に出てくる「転び射ちの辰五郎」を連想してしまいましたが、そんな外見とは裏腹に、とても気さくで話しやすかったです。

まず、ロープの結び方や束ね方、落下する心配の全くない低い石垣での「へつり」という遡行技術などを繰り返し教わりました。はじめは、ロープを結ぶくらい簡単だろうと高を括っていたのですが、これがなかなか覚えられません。本当に情けなくなるくらいです。でも、先生にはその都度丁寧に説明をしていただき、何とか頭に入れることが出来ました。

この日のハイライトは橋からのロープを使った下降の実技でした。

まずは先生にお手本を見せていただきます。

先生は橋の脇の石垣を軽々とよじ登ると、「あっ、エイト環忘れた!」と言いながら、くわえタバコのままロープをカラビナに結んでいます。エイト環とは、登山で懸垂下降に用いる8の字形の金属製の輪のことですが、エイト環なしで降りられるんでしょうか?

その心配は全く無用でした。先生はあっという間に数メートル頭上の橋の上から下降してきました。口にまだタバコをくわえながら…。

「じゃ、さっそくやってみようか!」と先生。
「さっきやったようにやればロープだけで下りられっから!でもロープ掴んだ下の方の利き手は離さないでね。」

エイト環のような器具を使わず、ロープのみでの下降に使う結びは、半マスト結びを用いるそうです。先生に教えてもらいましたが、その時はそれほど難しくない結びだと感じました。それでは私も石垣をよじ登っていざ橋の上へ!

橋の手すりを片手で掴みながら下をのぞくと・・・、うわっ、怖い!

多分高さは5~6メートルくらいだと思うのですが、下から見上げるのと上から見下ろすのでは当然ながら感覚が全く違います。

「地に足が着いているって素晴らしいことなんだなぁ」などと余計なことを考えながらロープをカラビナに連結しようとすると、あれっ?む、結べない!

高さに頭が舞い上がり、結び方を忘れています!何度かトライするものの、事前に教えてもらった結びになりません!

横目で下を見ると、先生ともう一人の生徒さんである若い女性が、こちらを見上げながら笑顔で何か話しています。絶対にテンパってるのがバレてます。かっこ悪すぎて泣きそうです。

しかし、数分(私にとっては途方もなく長く感じました)の格闘ののち、ほぼ偶然でしたが、正しい結びが完成しました!

時間をかけすぎているので、ホッとする間もなく下降に入ります。

先生の教え通り、体重をロープに預け、利き手で下側のロープを掴みながらロープを送って体を下ろして行きます。その際、両足の裏でポン、ポンと軽く橋脚を蹴りながら下降していきます。これは上手く出来ました!しかもかなり楽しい!気分はレンジャーです。

リピーターである若い女性の生徒さんにも、「上手でしたよ~」と言ってもらうことが出来ました。橋の上での失態を挽回出来たかな?

ちなみに参加費用は、私は初回なので15000円(リピーター10000円)でした。沢登りに必要なロープワーク等を習得するいいきっかけを得ることが出来ました。その先生の教室は、ほかに春の山菜採りや秋のキノコ狩りなどもあるようです。

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奥秩父荒川水系O沢釣行決定

美味しい日本酒に酔いながらだいたい以上のような内容の話をしました。

友人は非常に興味深そうに話を聞いてくれていました。しかし次の瞬間、「いいじゃない、山菜もやってるんだ!家内誘って行ってみようかな?」

えっ、そっち?

狙いと違う回答にめげながらも、結局、予定を合わせて奥秩父荒川水系のO沢に行ってみるかということになりました。

「山と渓谷社」の沢登りに関する書籍に掲載されていた魚止めの滝の落ち込みは、見るからに釣れそうなポイントです。沢沿いに遊歩道が整備されているとのことなので、釣りが目的であれば先日秀山荘で購入したハーネスもロープも必要無さそうです。

とすると、その分入渓する釣り師や沢屋が多いってことか・・・。ま、遡行の技術はないし現地に行ったこともないから、釣れなくても、大人の遠足と思えば十分楽しめるかな。国土地理院(←HPへのリンクはこちら)の1/25000地形図を買ってこなくちゃ!

友人は、「俺、休日もいろいろ忙しいんで、平日休み取って行かない?有休余ってんでしょ?」

・・・余ってるんですが、これがなかなか取りづらく・・・。世の流れに習い、働き方改革頑張りますと言いたいところですが、どうなるかな?

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株式投資編:シマノ&グローブライド

ところで、今シーズンの渓流釣りのために、テンカラ竿を1本新調しました。石垣尚男教授監修のシマノ「渓流テンカラ 34-38 ZL」です。

発売当初から欲しかったのですが、ちょっとお値段が張るな~と躊躇している間に品薄状態となっていて買えなかったため、これまでは別のメーカーの安価な竿を使い続けてきました。

あまり釣れないのは竿のせいではなく私の腕のせいなのは理解しています。しかし、イメージトレーニングと癒しのために買った石垣先生のDVD「テンカラHit Vison~テンカラ大王のアタリパターン解析」の再生画面の向こうで、いとも簡単に渓流魚を毛鉤に掛ける石垣先生を見ているうちに、「竿だな!」という心の声が聞こえ、また件の竿が欲しくなってしまいました。

久しぶりにネット検索してみると、以前よりはですが、だいぶ値段が下がっています!これはチャンスとアマゾンにて即発注。便利な世の中になりました。会社に向かう通勤電車の中でのお買い物です。これじゃアメリカのトイザラスが倒産するのも無理ないかな・・・。

シマノ(←コーポレートサイトへのリンクはこちら)の釣り具は私にとっては畏れ多いと言いますか、高価なので正直に言ってなかなか気軽に買える代物ではありません。

また、私の中ではシマノと双璧をなすダイワも然りです。ちなみにダイワはそのブランド名と同じく「ダイワ精工」という社名で株式を東証1部市場に上場していましたが、2009年10月1日に現在の社名である「グローブライド」(←HPへのリンクはこちら)に変更されています。

この2銘柄は、残念ながら現時点では我が家の投資対象にはなりません。まず、シマノは現在、1株14000~15000円前後で取引されています。1単元100株ですから、投資するには150万円ほど用意する必要があります。

ちょっと話は飛びますが、2006年6月22日付で、当時の東京証券取引所(現在の日本取引所グループ←HPへのリンクはこちら)が「上場制度総合整備プログラム」を発表しています。その中で「企業行動と市場規律の調和」として、上場会社は、企業行動を行う場合に「流通市場への影響」及び「株主権の尊重」について 尊重(配慮)しなければならないことを上場規則に明確化する旨を記載していました。

また、尊重義務遵守を図るための対応を講じる必要があると考える企業行動については、できる限り具体例を明示し、明瞭性を確保することに努めるとしており、その具体例の一つとして、「1万円以下の投資単位を意図的に実現することを目的とした、株式分割、株式無償割当、単元株式数の見直しの実施」が挙げられていました。

そういえば、当時、若い起業家たちがもてはやされ、彼らが率いる新興企業がこぞって株式分割していたのを思い出します。その末路はだいたい悲しいものになってましたが・・・。

そして、「望ましい投資単位の水準」として「5万円以上50万円未満」という水準が設定されました。

また、2007年4月24日付「上場制度総合整備プログラム2007」の中で、国内の普通株式について、将来的に売買単位を1単元100株に統一する旨が記載され、2018年10月1日までの完全移行が予定されています。

このような状況の中で、シマノはその好業績から、ユニクロや任天堂ほどではないにしても、いわゆる「値がさ株」と呼ばれる部類の株であり、我が家の「望ましい投資単位の水準」からは大きくかけ離れた高値を保っています。これでは嫁に相談するまでもありません。それこそ1:5くらいで株式分割してくれればまだ検討しようがあるのですが・・・。また、株主優待も無いようです。

一方のグローブライドはシマノほどの高株価ではなく、1株3000円前後(1単元100株)で推移しています。株主優待については、2017年度は矢口高雄先生の漫画「釣りキチ三平」のオリジナルQUOカードで、本年度も同様のようです。私はこれ非常に欲しいです!が、嫁はいらないって言うだろうな・・・。

両社が手掛けているビジネスは、釣り、自転車、ゴルフ、テニスなどのレジャー関係です。(全くの余談ですが、私は高校時代に硬式テニス部に所属しており、グローブライドのブランドである「prince」のラケットを愛用していました)。

時間に余裕のあるシニア世代の方々が増えている現在の状況は、両社にとって収益を上げるチャンスが到来しているとは思いますが、指をくわえてみているしかなさそうです・・・。

(おわり)

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